自覚症状がなく、歯科検診などで発見される CO~C1

COごく初期のむし歯
症状
C0は「シーオー」と読み、「C」はcaries(カリエス:むし歯)の頭文字で、「0」はobservation(オブザベーション:観察)の頭文字です。したがって「C0」は、むし歯になっているものの、今のところ治療の必要がない要観察歯となります。
むし歯菌が放出する酸によってエナメル質が溶かされ始めている段階で、歯の表面が白く濁って見えますが、まだ穴は空いておらず、痛みなどの自覚症状もありません。
主な治療方法
- プラークコントロール
(歯みがき指導、食習慣の改善) - フッ素塗布
- シーラント

C1エナメル質に小さな穴が空いたむし歯
症状
エナメル質がさらに溶かされ、小さな穴が空いた状態です。歯の表面は黒ずんで見えます。冷たいものを飲食した際に「しみる」などの自覚症状が現れますが、痛みはまだないため、ご自身でむし歯かどうかの判断がつきにくい状態です。
この段階では、歯を削らずに治すことができたり、削る場合でも麻酔を使わずに削る量を最小限に抑えて治療ができたりします。このC1の段階で早期に治療を受けることが理想です。
主な治療方法
- プラークコントロール
(歯みがき指導、食習慣の改善) - フッ素塗布
- シーラント
- コンポジットレジン修復(詰め物)